No.46 筋萎縮性側索硬化症(ALS)

スイッチの種類 既製品
スイッチの名称 ロングスイッチ
利用者の障害名 筋萎縮性側索硬化症(ALS)
利用部位
利用姿勢 仰臥位
利用場所 自宅
利用機器 レッツ・チャット
※スイッチで使う機器に関するリンク
画像

スイッチや、ユーザーさんの補足情報

ALS等の難病では拇指内転(親指を人差し指の方へ寄せる動き)が維持できることが多いそうなのですが、この写真のように「指と指の間の狭い範囲」に「薄くて」「立てて設置できて」「弱い力で操作出来る」入力スイッチは、いままで市販品ではありませんでした。当初は「PPS(ピエゾニューマチックセンサー)スイッチ」をご検討していたのですが、やはりセンサースイッチのため「クリック感」が無く、タイミングを取るコツが難しかったのです。

そこでこのロングスイッチを試したところ、課題を全てクリアして、非常に簡単に押せるようになりました。ちなみにこの方は、導入後、少ししてから「力が弱ってきたのか、親指を人差し指に寄せる動作が難しくなってきた・・・」との相談がありました。
確認したところ、指と布団のシーツの摩擦が抵抗となって、指の動きを妨げていることが判りました。そこで、手のひらの下に滑りやすい「スリングシート」を敷く事を提案しました。下の動画はスリングシートを敷いて滑りやすくなったところです。この方も今、どんどんファイン・チャットを使いこなして下さっています。